Final Cut Pro が機能しない場合

Mac 用 Final Cut Pro が開かない場合、プロジェクトが再生されない場合、その他の点で正常に動作しない場合の対処法をご案内します。

始める前に

以下の手順を順番に試してください

バックアップとストレージデバイスを確認した後、以下の手順を 1 つずつ順番に試し、そのつど Final Cut Pro をテストして、問題が解決したかどうかを確かめてください。

  1. Mac を再起動する

  2. 外付けデバイスを取り外す

  3. システム条件を確認する

  4. アプリが正常に機能しているか確かめる

  5. Final Cut Pro をアップデートする

  6. 「プロ向けビデオフォーマット」のインストールを検証する

  7. メディア、デバイス、ストレージフォーマットの対応状況を調べる

  8. 他社製ソフトウェアの対応状況を確認する

  9. 新しいユーザアカウントでテストする

  10. 新しいライブラリとプロジェクトでテストする

  11. Final Cut Pro の環境設定をリセットする

  12. Final Cut Pro を削除して再インストールする

  13. 新しいボリュームでテストする

Mac を再起動する

Apple メニュー  から「再起動」を選択します。

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外付けデバイスを取り外す

外付けのデバイスが対応していなかったり誤動作したりしているせいで、Final Cut Pro で問題が起きることがあります。外付けのドライブを以下の要領でテストしてください。

  1. Final Cut Pro を終了し、Apple メニュー  から「システム終了」を選択します。

  2. キーボードとマウス以外のすべての外付けデバイスの接続を外します。

  3. Intel 搭載モデルの Mac の場合に限り、NVRAM をリセットします。この作業は、外付けデバイスの接続をはじめて外すときにだけ必要です。

  4. Mac の電源を入れます。

特定のデバイスを接続した場合にだけ問題が起きる場合は、おそらく、そのデバイスのアップデートや修理が必要です。詳しいサポートについては、メーカーにお問い合わせください。

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システム条件を確認する

Mac が Final Cut Pro のシステム条件を満たしているか確認してください。

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アプリが正常に機能しているか確かめる

the Final Cut Pro User Guideを参照し、Final Cut Pro が正常に動作しているか確かめてください。警告メッセージ、警告アイコン、エラーメッセージに表示される主な用語をユーザガイドで検索できます。

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Final Cut Pro をアップデートする

  1. できれば、作業中のプロジェクトをすべて完成させます。

  2. まだ済んでいない場合は、既存のライブラリと、Final Cut Pro アプリケーションの現行のコピーをバックアップします。

  3. Apple メニュー  > 「App Store」の順に選択し、サイドバーの「アップデート」をクリックします。

  4. Final Cut Pro のアップデートが提供されている場合は、アップデートのバージョン番号を書き留め、Final Cut Pro と一緒に使っている他社製ソフトウェアの対応状況を確認します。

  5. アップデートをダウンロードしてインストールするには、App Store の「アップデート」セクションの Final Cut Pro の横にある「アップデート」ボタンをクリックします。

Final Cut Pro のアップデートが提供されていない場合は、今お使いのバージョンが最新バージョンです。「『プロ向けビデオフォーマット』のインストールを検証する」に進んでください。

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「プロ向けビデオフォーマット」のインストールを検証する

「プロ向けビデオフォーマット」がインストールされているか確認してください。

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メディアとデバイスの対応状況を調べる

  1. Mac の「プライバシーとセキュリティ」設定で、フォトライブラリ、マイク、カメラ、ファイル、フォルダへのアクセスを Final Cut Pro に許可するように設定します。

  2. Final Cut Pro ライブラリを以下の場所に保存しようとしないでください。

  3. サポート対象のメディアフォーマットを使用していることを確認します。

  4. サポートされているカメラを使用していること、メディアが適切に読み込まれていることを確認します。

  5. サポートされているストレージデバイスのフォーマットを使用していること、ライブラリ書き出したプロジェクトファイルを収容する分の空き容量が十分にあることを確認します。場合によっては、APFS でフォーマットされている外付けのストレージデバイスなどにライブラリを移動して、ストレージ容量を増やす必要があります。

  6. カメラ、ストレージデバイス、インターフェイスなど、使用している外付けデバイスについては、ソフトウェアやファームウェアのアップデートが提供されていないかメーカーに確認します。アップデートする際は、メーカーの指示に従ってください。

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他社製ソフトウェアの対応状況を確認する

ビデオやオーディオのプラグイン、その他のビデオアプリ、ユーティリティ、セキュリティ用ソフトウェア、ウイルス対策ソフトウェア、マルウェア対策ソフトウェアなど、Mac でお使いの他社製ソフトウェアをすべて書き留め、これらの製品が、現在インストールされている Final Cut Pro と macOS に対応しているかどうか、それぞれの開発元にお問い合わせください。

  • ソフトウェアアップデートが提供されているかどうかは、開発元で確認することができます。指示に従って、ソフトウェアをアップデートしてください。

  • アップデートが提供されていない場合は、開発元の指示に従い、非対応のソフトウェアを削除してください。

次回 Final Cut Pro や macOS をアップデートする前に、Final Cut Pro アプリとライブラリをバックアップし、他社製品の対応状況を調べ、Mac の自動アップデートをオフにしてください。

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新しいユーザアカウントでテストする

Mac で別の管理者ユーザアカウントを作成してから、その新しいアカウントで問題を再現してみます。新しいアカウントだと問題が起きない場合は、本来使用しているアカウントの設定やファイルが問題の原因だと考えられます。

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新しいライブラリとプロジェクトでテストする

  1. 新しいライブラリを作成します。

  2. 新しいライブラリで、テストメディアを使用して新しいプロジェクトを作成します。

  3. 問題を再現してみます。

テストメディアを使うと問題が起きない場合は、支障の出ているプロジェクトで使っていたメディアが問題に関係していると考えられます。メディアの入手元から新しいコピーを取得してください。

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Final Cut Pro の環境設定をリセットする

環境設定をリセットしても、ライブラリ、プロジェクト、メディアには影響ありません。ただし、環境設定にカスタムの設定を加えていた場合、そうした設定内容はデフォルトの設定にリセットされます。Final Cut Pro の設定をリセットするには、以下の手順を実行してください。

  1. 「Final Cut Pro」>「設定」の順に選択し、自分で別途選択した設定内容があれば書き留めておきます。

  2. Final Cut Pro を終了します。

  3. 「command + option」キーを押しながら Final Cut Pro を開きます。

  4. 「環境設定を削除」をクリックします。

  5. 問題を再現してみます。問題が解消した場合は、Final Cut Pro の設定を開いて、カスタム設定を適用し直してください。

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Final Cut Pro を削除して再インストールする

Final Cut Pro を削除して再インストールしても、ライブラリ、プロジェクト、メディアは削除されず、これらには影響がありません。

  1. Mac App Store を開き、サイドバーでアカウント名をクリックします。

  2. Finder で、「移動」>「アプリケーション」の順に選択します。

  3. Final Cut Pro を探して選択し、ゴミ箱にドラッグします。

  4. Final Cut Pro を App Store から再インストールするか、バックアップから復元します。Final Cut Pro アプリケーションのコピーをバックアップから復元する場合は、そのコピーを保存されている場所から「アプリケーション」フォルダにドラッグするか、Time Machine バックアップから Final Cut Pro を復元します。

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新しいボリュームでテストする

以下の手順は最終チェックです。ライブラリやプロジェクト、メディア、プラグインなどの他社製のアイテムを別にして、Apple のソフトウェアとハードウェアだけを残し、Final Cut Pro、macOS、Mac が正常に動作していることを確かめます。

  1. 内蔵の起動ディスクの新しいボリュームに macOS をインストールします。現在使用している macOS と同じバージョンであることを確認してください。

  2. macOS のインストールが終わったら、Mac を設定し、デフォルトの起動ディスクを新しいテストボリュームに設定します。

  3. Mac をシステム終了し、キーボードとマウスまたはトラックパッドを除くすべてのデバイスの接続を外します。

  4. Mac の電源を入れます。

  5. Finder でプライマリボリュームを選択し、「command + E」キーを押してプライマリボリュームのマウントを解除します。これで、テストボリュームだけがマウントされた状態になります。

  6. Mac App Store から Final Cut Pro をダウンロードしてインストールします。

  7. Final Cut Pro 用のテストメディアを作成します。

  8. テストメディアを使用して、問題を再現してみます。

これで問題が解消した場合、Final Cut Pro、macOS、Mac は正常に動作していると確認できたことになります。

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それでも機能しない場合

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