iPhoneやiPadでヘッドフォンのオーディオレベルをカスタマイズする
iOS 14およびiPadOS 14以降の「ヘッドフォン調整」は、弱い音を増幅し、一人ひとりの聞こえ方に合わせて特定の周波数を調整してくれます。
「ヘッドフォン調整」は、以下のヘッドフォンで使えます。
AirPods 2、3、4(両モデル)
AirPods Max
AirPods Pro 1および2
Apple EarPods(EarPods with 3.5 mm Headphone PlugまたはEarPods with Lightning Connector)
Beats Fit Pro
Beats Solo Pro
Powerbeats
Powerbeats Pro
Powerbeats Pro 2
ヘッドフォンでデバイスの自動切り替えを使用する場合は、iPhone、iPad、ペアリングしているApple Watch(watchOS 7の場合)、およびmacOS Sequoiaを搭載しているMacの間でカスタムオーディオ設定が転送されます(AirPodsのモデルによって異なります)。
iOS 18.1以降でAirPods Pro 2の「聴力補助」を有効にすると、「ヘッドフォン調整」の設定内容が上書きされます。
「ヘッドフォン調整」を設定する
「設定」>「アクセシビリティ」>「オーディオとビジュアル」>「ヘッドフォン調整」の順に選択します。「ヘッドフォン調整」をオンにします。
カスタムオーディオ設定の適用方法を選びます。
「電話」をオンにすると、通話、FaceTime通話、他社製のビデオ通話アプリにカスタムオーディオ設定が適用されます。
「メディア」をオンにすると、音楽、映画、ポッドキャスト、オーディオブック、Siri、留守番電話、ライブリスニングにカスタムオーディオ設定が適用されます。
ヘッドフォンのオーディオ設定をカスタマイズします。
カスタムオーディオ設定を使います。オーディオサンプルをいくつか聴いて、快適に聴こえる方を選びます。選択した内容に応じてカスタム設定をおすすめしてもらえるので、そのまま適用できます。
オーディオ設定を自分で調整します。
カスタムオーディオ設定を使う
現状のオーディオ構成をデフォルト設定にリセットします。
「設定」>「ミュージック」>「イコライザ」の順に選択し、「オフ」をタップして、ミュージックイコライザをオフにします。
「設定」>「アクセシビリティ」>「オーディオとビジュアル」の順に選択し、「バランス」のスライダを調整します。音量のバランスを中央に設定してください。
ヘッドフォンを接続します。この後の作業は静かな場所で行ってください。
「設定」>「アクセシビリティ」>「オーディオとビジュアル」の順に選択し、「ヘッドフォン調整」をタップします。
「カスタムオーディオ設定」をタップします。
画面に表示される案内にそって操作します。終わったら、「カスタム設定を使用」をタップし、選択内容に基づいたおすすめのカスタム設定を適用します。いつでも標準設定に切り替えることができます。
オーディオ設定を自分で調整する
「ヘッドフォンオーディオ」画面で、トーンや増幅の設定を自分で調整できます。「サンプルを再生」をタップすると、現在の設定でオーディオサンプルが聴こえてきます。サンプルを聴き比べながら、設定を変更できます。
左右のチャンネルでオーディオの音量バランスを調整することもできます。
「設定」>「アクセシビリティ」>「オーディオとビジュアル」の順に選択します。
「バランス」スライダを調整します。
AirPods ProまたはAirPods Maxで外部音取り込みモードを使用している場合は、デバイスの「ヘッドフォン調整」の設定で、左右のバランスの調整を含むオーディオ設定を手動で調整できます。
AirPods Proの外部音取り込みモードをカスタマイズする
「ヘッドフォン調整」は、AirPods Proの外部音取り込みモードに対応しています。穏やかな音が聞こえやすくなり、一人ひとりの聞こえ方に応じて周囲の音を調整してくれます。AirPods Pro 2およびAirPods 4(ANC)では、適応型オーディオを利用して、周囲の状況に合わせてノイズコントロールの設定を自動調整することもできます。
外部音取り込みモードが有効になっている場合は、「ヘッドフォン調整」の設定内容によって、自分の声の聞こえ方が変わったり、周囲のノイズレベルが上がったりする場合があります。必要に応じてそれらの設定を適宜調整し、いちばん快適に聴こえる環境を整えましょう。まず、「トーン」または「増幅」のスライダを調整して、設定を和らげます(小さい値から始めます)。その後、徐々に設定を上げていき、人の声や周囲の自然の音を聞きやすい値を見つけましょう。
外部音取り込みモードの設定をカスタマイズするには、以下の手順を実行してください。
AirPodsを耳に着け、iPhoneやiPadに接続します。
「設定」>「アクセシビリティ」>「オーディオとビジュアル」>「ヘッドフォン調整」>「外部音取り込みモード」の順に選択します。
「外部音取り込みモードのカスタム設定」をタップし、オンにします。
左右のチャンネルでオーディオの音量バランスを調整するには、「外部音取り込みバランス」スライダを調整します。
をタップして調整することもできます。AirPods Proで「会話を強調」を使う
「会話を強調」を使うと、目の前にいて話している人の声をAirPods Proが拾うようになるので、対面での会話が聞き取りやすくなります。
「会話を強調」をオンにするには、以下の手順を実行してください。
AirPodsを耳に着け、iPhoneやiPadに接続します。
「設定」>「アクセシビリティ」>「オーディオとビジュアル」>「ヘッドフォン調整」の順に選択します。
「ヘッドフォン調整」がオンになっていることを確認します。
「外部音取り込みモード」をタップし、「外部音取り込みモードのカスタム設定」をオンにします。
「会話を強調」をオンにします。
「会話を強調」は、コントロールセンターで
をタップしてオンにすることもできます。