macOS Ventura 13.6.4 のセキュリティコンテンツについて
macOS Ventura 13.6.4 のセキュリティコンテンツについて説明します。
Apple セキュリティアップデートについて
Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最新のリリースについては、「Apple のセキュリティリリース」ページに一覧形式でまとめています。
Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。
セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。
macOS Ventura 13.6.4
2024 年 1 月 22 日リリース
Apple Neural Engine
対象 OS:macOS Ventura
影響:アプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性がある。
説明:メモリ処理を改善することで、この問題に対処しました。
CVE-2024-23212:Baidu Security の Ye Zhang 氏
Accessibility
対象 OS:macOS Ventura
影響:アプリがユーザの機微データにアクセスできる可能性がある。
説明:ログエントリに対するプライバシーデータの墨消しを改善することで、プライバシーの問題に対処しました。
CVE-2023-42937:Noah Roskin-Frazee 氏および Prof. J. 氏 (ZeroClicks.ai Lab)
Core Data
対象 OS:macOS Ventura
影響:アプリがプライバシーの環境設定を回避する可能性がある。
説明:この問題は、脆弱なコードを削除することで解決されました。
CVE-2023-40528:NorthSea の Kirin 氏 (@Pwnrin)
curl
対象 OS:macOS Ventura
影響:curl に複数の脆弱性がある。
説明:curl をバージョン 8.4.0 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。
CVE-2023-38545
CVE-2023-38039
CVE-2023-38546
2024 年 2 月 13 日に更新
Finder
対象 OS:macOS Ventura
影響:アプリが機微なユーザデータにアクセスできる可能性がある。
説明:チェックを強化することで、この問題に対処しました。
CVE-2024-23224:Brian McNulty 氏
ImageIO
対象 OS:macOS Ventura
影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。
説明:チェックを強化することで、この問題に対処しました。
CVE-2023-42888:Trend Micro Zero Day Initiative の Michael DePlante 氏 (@izobashi)
LoginWindow
対象 OS:macOS Ventura
影響:ローカルの攻撃者が、以前ログインしたユーザのデスクトップを「ファストユーザスイッチ」画面から表示できる可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、認証の脆弱性に対処しました。
CVE-2023-42935:ASentientBot
2024 年 4 月 24 日に更新
Mail Search
対象 OS:macOS Ventura
影響:アプリがユーザの機微データにアクセスできる可能性がある。
説明:機微情報の墨消しを改善することで、この問題に対処しました。
CVE-2024-23207:Noah Roskin-Frazee 氏および Prof. J. 氏 (ZeroClicks.ai Lab)、Ian de Marcellus 氏
NSOpenPanel
対象 OS:macOS Ventura
影響:アプリが任意のファイルを読み取れる可能性がある。
説明:サンドボックスの制限を追加で設けて、アクセス関連の脆弱性に対処しました。
CVE-2023-42887:BreakPoint.sh の Ron Masas 氏
Power Manager
対象 OS:macOS Ventura
影響:アプリがコプロセッサメモリを破損できる可能性がある。
説明:チェックを強化することで、この問題に対処しました。
CVE-2024-27791:STAR Labs SG Pte. Ltd. の Pan ZhenPeng 氏 (@Peterpan0927)
2024 年 4 月 24 日に追加
WebKit
対象 OS:macOS Ventura
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。Apple では、この脆弱性が悪用された可能性があるという報告を把握しています。
説明:チェックを強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。
WebKit Bugzilla:267134
CVE-2024-23222
Apple が製造していない製品に関する情報や、Apple が管理または検証していない個々の Web サイトについては、推奨や承認なしで提供されています。Apple は他社の Web サイトや製品の選択、性能、使用に関しては一切責任を負いません。Apple は他社の Web サイトの正確性や信頼性についてはいかなる表明もいたしません。詳しくは各メーカーや開発元にお問い合わせください。