Mac で Apple Vision Pro を使う
Mac 仮想ディスプレイを使って Apple Vision Pro を、自分専用の持ち運び可能な Mac の 4K ディスプレイとして使用する方法をご案内します。
始める前に
まず、お使いの Mac がシステム条件を満たしていることを確認してください。Mac 仮想ディスプレイは、macOS 14 Sonoma 以降を搭載した Mac で使用できます。
次に、Mac と Apple Vision Pro で以下のことを確認してください。
同じ Apple Account で両方のデバイスにサインインし、アカウントで 2 ファクタ認証をオンにします。
両方のデバイスで iCloud キーチェーンをオンにします。Mac では、「システム設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」>「パスワードとキーチェーン」の順に選択し、「この Mac を同期」をオンにします。Apple Vision Pro では、「設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」>「パスワードとキーチェーン」の順に選択し、「この Apple Vision Pro を同期」をオンにします。
両方のデバイスで Wi-Fi と Bluetooth をオンにします。
Mac 仮想ディスプレイセッションを開始する
Mac 仮想ディスプレイでは、Apple Vision Pro を一度に 1 台の Mac にのみ接続できます。
対応している Mac ノートブックをお使いの場合、Mac 仮想ディスプレイセッションを見ることで開始できます。Mac デスクトップをお使いの場合は、まずコントロールセンターを開いてください。
Mac ノートブックの場合
Mac ノートブックが開いていて、ディスプレイがアクティブになっていることを確認します。
Apple Vision Pro を装着した状態で、Mac ノートブックを見ます。
Mac ノートブックの上のビューに表示される「接続」ボタンをタップします。
Mac ノートブックの上に「接続」ボタンが表示されない場合は、次のセクションの手順に従ってください。
Mac デスクトップコンピュータの場合
Mac 仮想ディスプレイボタンをタップします。表示されない場合は、コントロールセンターボタンをタップしてください。
表示されるリストからお使いの Mac を選択します。
Mac 仮想ディスプレイの使い方
Mac が接続されると、そのディスプレイが Apple Vision Pro のウインドウとして表示されます。Apple Vision Pro ワークスペースのすべてのウインドウと同様に、ウインドウの下部に表示されるウインドウバーをピンチしてドラッグし、Mac のディスプレイを移動して、スペース内で近づけたり遠ざけたりすることができます。ウインドウの下隅に表示されるウインドウバーをピンチしてドラッグすると、Mac 仮想ディスプレイのサイズを変更することもできます。
Mac コンピュータの内蔵キーボードとトラックパッド、または接続された Bluetooth キーボードとトラックパッド、マウスを使用して、Apple Vision Pro 内で Mac を操作します。
Mac 仮想ディスプレイを使用している間、Mac からのサウンド (通知など) は、Apple Vision Pro からではなく、引き続き Mac から聞こえます。
快適にお使いいただくために Mac 仮想ディスプレイウインドウを調整する
Mac 仮想ディスプレイをより快適にお使いいただくために、以下のヒントを試してください。
Mac 仮想ディスプレイウインドウのサイズを大きくします。ウインドウの下隅に表示されるウインドウバーをピンチしてドラッグすると、好みのサイズに変更することができます。
Apple Vision Pro 内で Mac ディスプレイの解像度を変更します。Mac のシステム設定アプリに移動し、「ディスプレイ」をクリックして、より快適に表示できる解像度を選択します。ほかのサイズも表示するには、「すべての解像度を表示」をオンにします。
Mac 仮想ディスプレイウインドウを遠くに移動します。ウインドウの下部に表示されるウインドウバーをピンチしてドラッグすると、ウインドウを遠ざけることができます。環境を使って、完全または部分的に没入しているときに、遠くにウインドウを移動させる方が快適になるかどうかを確認してください。
Mac の複数ディスプレイと解像度
Mac に複数のディスプレイが接続されている場合、Mac 仮想ディスプレイにはメインディスプレイとして設定されている画面だけが表示されます。
Apple シリコン搭載の Mac をお使いの場合は、最大 4K の解像度で Apple Vision Pro に表示できます。Mac に Intel プロセッサが搭載されている場合は、最大 3K の解像度で表示できます。
Apple Vision Pro で Mac ディスプレイの解像度を調整するには、Mac のシステム設定アプリに移動し、「ディスプレイ」をクリックして、利用可能な解像度から選択します。ほかのサイズも表示するには、「すべての解像度を表示」をオンにします。
Mac の入力デバイスを使って visionOS を操作する
Mac 仮想ディスプレイセッションでは、Mac コンピュータの内蔵キーボードとトラックパッド、または接続された入力デバイスを使用して、visionOS のアプリとコンテンツを操作できます。
もう 1 つの visionOS ウインドウを見ます。
Mac のトラックパッドをタッチするか、接続されたマウスを動かします。見ている場所に円形のポインタが表示されます。
ポインタを使用してスクロールし、アイテムを選択して、Mac のキーボードで入力できるテキストフィールドに移動します。
Mac 仮想ディスプレイセッションを終了する
終わったら、Mac ウインドウの下部にある閉じるボタンをタップして、コンピュータの接続を解除します。
Mac 仮想ディスプレイが機能しない場合
お使いの Apple Vision Pro で Mac 仮想ディスプレイが機能しない場合の対処法