「ゲストユーザ」でほかの人が Apple Vision Pro を使えるようにする
ゲストユーザ機能を使うと、Apple Vision Pro をほかの人と共有でき、その人々がどのアプリを使うかをコントロールできます。
ゲストが適切なフィット感を得られるようサポートする
Apple Vision Pro のライトシーリングとヘッドバンドはユーザに合わせて調整されるため、ゲストとこれらのコンポーネントを共有する場合は、最適なフィット感を得られない可能性があります。ゲストにソロニットバンドとデュアルループバンドの両方を試してもらうことで、どちらがよりフィットするかがわかります。Apple Vision Pro で最適なフィット感を得るためのヒントについては、こちらの記事を参照してください。
個人用のライトシーリングとヘッドバンドはアクセサリとして apple.com/jp で購入でき、自分に合ったものを使うことで最高の体験を得られます。ゲストに視力に関するニーズがある場合は、対応するコンタクトレンズを着用するか、パーソナライズされた ZEISS Optical Inserts をご購入いただくことで、快適に利用できます。
Apple Vision Pro は、13 歳以上の人にフィットし、使用されるよう設計されています。
ゲストのアクセス範囲を決めてから、ゲストユーザセッションを開始する
ゲストユーザセッションを開始する前に、ゲストが Apple Vision Pro 上のすべてのアプリとデータにアクセスできるようにするか、開いているアプリだけにアクセスを制限するかを決めておくとよいでしょう。
アプリへのアクセスを制限する場合
Apple Vision Pro にパスコードが設定されていることを確認します。
ゲストによる使用を許可しないアプリをすべて閉じておきます。
ゲストに使用を許可するアプリをすべて開きます。
ゲストユーザセッションを開始する
をタップすると、詳細オプションが表示されます。
をタップします。
続いて表示される「ゲストユーザ」ウインドウで、「許可されたアプリ」をタップします。
「Open Apps Only」(開いているアプリのみ) を選択してアクセスを制限するか、または「All Apps & Data」(すべてのアプリとデータ) を選択します。
Apple Vision Pro の使用中にゲストが見ているものを確認したい場合は、戻るボタンをタップし、「ビューミラーリング」をタップします。表示されるメニューからデバイスを選択します。
戻るボタンをタップし、「開始」をタップします。ゲストに 5 分以内にデバイスを渡す必要があることを知らせる通知が表示されます。ゲストが 5 分以内に Apple Vision Pro を装着しなかった場合は、「ゲストユーザ」がオフになり、Apple Vision Pro はロックされます。
ゲストに Apple Vision Pro を装着してもらう
ゲストが Apple Vision Pro を装着するとまず、ディスプレイの再調整が終わって緑色のチェックマークが表示されるまで、Digital Crown を押し続けるよう求めるメッセージが表示されることがあります。
過去 30 日間に Apple Vision Pro を使用してパーソナライズした設定を保存したゲストがいる場合、現在のゲストは、保存されている設定を使用するか、新規ゲストとして設定するかを選択できます。現在のゲストが最新のゲストユーザでもある場合は、保存されている設定を選択して、デバイスを使い始めることができます。
ゲストが新規ユーザの場合は、Apple Vision Pro がゲストの入力に正確に反応できるように、手と視線を設定するよう求められます。ゲストが今後もデバイスを頻繁に使用するようなら、手と視線のデータを保存しておけば、より便利に使えるようになります。ゲストユーザの設定は 1 人分しか保存できません。以前のゲストの手と視線のデータが保存されている場合、現在のゲストがデータを保存すると、前のゲストの情報は置き換えられます。
手と視線の設定が完了したら、ゲストは Apple Vision Pro を使い始めることができます。
ゲストユーザセッションを終了する
ゲストが Apple Vision Pro を使い終わったら、デバイスを取り外すとゲストユーザセッションが終了します。あなたが次回 Apple Vision Pro を装着すると、自動的に自分の手と視線の設定に戻ります。
ゲストユーザセッション中に利用できる機能
ゲストは Apple Vision Pro の使用中、デバイス上のすべてのアプリとデータにアクセスできる場合と、許可されたアプリにしかアクセスできない場合があります。許可されたアプリの使用時には、そのアプリ内のすべての情報にアクセスできます。たとえば、あなたが Apple Music にサインインしている場合、ゲストはミュージックアプリを使ってあなたのプレイリストやお気に入りの曲、最近再生した音楽を表示できます。
ゲストユーザセッション中、あなたの Persona や Optic ID、Apple Pay の使用は制限されます。Apple Vision Pro にパスコードを設定してある場合は、Apple Account、ウォレット、ヘルスケアデータ、プライバシーとセキュリティなどの設定にもアクセスできません。ゲストによる使用を許可したアプリにヘルスケアデータを保存してある場合、ゲストはそのデータを表示できます。また、ゲストがそれらのアプリを使用すると、ゲストのヘルスケアデータが保存される可能性があります。
ゲストはコントロールセンターにある便利な設定の一部にアクセスできます。
「ゲストユーザ」の横にある
をタップします。ゲストは表示されるメニューから、アクセシビリティの設定を変更したり、視線や手の設定をやり直したり、ゲストユーザとプライバシーの詳細を調べたりすることができます。
ゲストがアクセシビリティの設定をカスタマイズしてプロフィールを保存すると、次回そのゲストがあなたのデバイスを使用する際に、その調整が適用されます。ゲストによるアクセシビリティの設定は、あなた自身のアクセシビリティの設定には影響しません。