Mac 用 Logic Pro や MainStage で Audio Units プラグインを削除する/無効にする/再スキャンする
他社製の Audio Units プラグインを使っていて Logic Pro または MainStage が正常に機能しない場合や、最近インストールしたプラグインが見つからない場合の対処法をご案内します。
具体的な症状に応じて、以下に推奨する方法をお試しください。
Logic Pro または MainStage を開けるのに、プロジェクトやコンサートで問題が起きる場合は、プロジェクトから Audio Units プラグインを削除してみてください。
Logic Pro または MainStage を開けない場合は、Audio Units プラグインを無効にしてみてください。
最近インストールしたプラグインが見つからない場合は、Mac を再起動してから、プラグインがインストールされていることを確認し、プラグインを再スキャンしてください。
Audio Units プラグインのトラブルシューティングを始める前に、お使いのバージョンの macOS にプラグインが対応しているかどうか、また、アップデートの可能性があるかどうかを開発元に確認してください。
プロジェクトやコンサートから Audio Units プラグインを削除する
Audio Units プラグインを使っている特定の Logic Pro プロジェクトに問題がある場合は、まず、Audio Units プラグインを使わずに Logic Pro を開いてみます。これで問題が解決した場合は、プロジェクトから Audio Units プラグインを 1 つずつ削除して、特定のプラグインが問題の原因になっているかどうか確認します。
MainStage コンサートに問題がある場合は、トラブルシューティングとして、まず、コンサートからAudio Units プラグインを 1 つずつ削除してみます。
Audio Units を使わずに Logic Pro を開く
Logic Pro が開いている場合は終了します。
Logic Pro を開いてすぐに、プロジェクトが開く前に「control」キーを押し続けます。
警告メッセージの「Audio Units なしで起動」をクリックします。
トラブルシューティング対象のプロジェクトを開きます。
これで問題が解決した場合は、Logic Pro プロジェクトから Audio Units プラグインを 1 つずつ削除します。
問題が解決しない場合は、ほかのトラブルシューティング方法を試してみてください。
Logic Pro プロジェクトまたは MainStage コンサートから Audio Units プラグインを 1 つずつ削除する
Audio Units を使わずに Logic Pro を開くと問題が起きない場合は、Logic Pro プロジェクトから Audio Units を 1 つずつ削除して、問題の原因になっているプラグインを切り分けます。この方法は、MainStage の Audio Units プラグインのトラブルシューティングにも使えます。
Audio Units を使わずに Logic Pro を開いている場合は、Logic Pro を終了します。
Logic Pro または MainStage を開き、問題が起きているプロジェクトまたはコンサートを開きます。
プロジェクトまたはコンサートのコピーを保存します。
オリジナルのプロジェクトまたはコンサートを終了します。
プロジェクトまたはコンサートのコピーを開き、次の方法で、Audio Units プラグインを 1 つだけ削除します。
Audio Units プラグインが含まれているチャンネルストリップのスロットにポインタを置きます。
右側に表示される矢印をクリックします。
ポップアップメニューから「プラグインなし」を選択します。
問題を再現してみます。
問題が解決しない場合は、ほかの Audio Units プラグインを 1 つずつ削除し、そのつど問題が解決したかどうかテストしてみます。
問題が解決した場合は、削除したプラグインを再インストールするか、または開発元に問い合わせてアップデートや詳しいサポートが可能かどうか確認してください。Apple やほかの開発元が提供している類似のプラグインに置き換えることもできます。
Audio Units プラグインを無効にする
Logic Pro または MainStage を開けない場合は、他社製 Audio Units のインストール済みファイルを削除してください。また、特定のプラグインが原因でプロジェクトで問題が起きている場合は、プラグインファイルを移動してみてください。
探しているファイルがこの場所にない場合は、ホームフォルダの「ライブラリ」を調べてください。Finder のメニューバーから「移動」>「フォルダへ移動」の順に選択し、「フォルダの場所を入力」フィールドに「~/ライブラリ/Audio/Plug-Ins/Components」と入力して「移動」をクリックします。
If you can't find the files in that location, check the Library in your Home folder. From the Finder menu bar, choose Go > Go to Folder, type “~/Library/Audio/Plug-Ins/Components” into the Go to Folder field, then click Go.
特定のプラグインが問題の原因として疑われる場合には、フォルダでそのプラグインのファイルを探し、そのファイルをデスクトップ、またはこの手順の専用フォルダなどのほかの場所に移動します。
Mac を再起動します。
Logic Pro を再び開いてみます。
それでも Logic Pro または MainStage を開けない場合は、以下の手順で対処してください。
デスクトップに新しいフォルダを作成します。
プラグインのインストール先に表示されているそのプラグインのファイルをすべて新しいフォルダに移動します。
Logic Pro または MainStage を開いてみます。
アプリを開けた場合は、プラグインファイルを 1 つずつ元の場所に戻します。プラグインファイルを 1 つ元に戻したら、そのつどアプリを終了して開き直してください。
特定のプラグインファイルを元に戻したらアプリを開けなくなった場合は、そのプラグインが破損しているか、対応していないと考えられます。問題のプラグインを再インストールしてみるか、アップデートが提供されていないか開発元に確認してください。
最近インストールした Logic Pro または MainStage 用のプラグインを探す
他社製の Audio Units プラグインをインストールしたのに Logic Pro や MainStage で使えない場合は、このセクションの手順を順番に試し、プラグインが使えるようになるまで続けてください。
Mac を再起動する
macOS High Sierra 以降を搭載した Mac で、最近インストールしたプラグインを Logic Pro または MainStage で使えない場合は、Mac を再起動してください。Mac を再起動する前に、プラグインが 64 ビットに対応しているか確認してください。32 ビットのプラグインは、Logic Pro や MainStage に対応していません。
Apple メニュー >「再起動」の順に選択します。
Logic Pro または MainStage を開きます。
オーディオ・エフェクト・スロット、音源スロット、または MIDI エフェクトスロットをクリックし、ポップアップメニューにプラグインが表示されるか確かめます。
依然として Logic Pro や MainStage でプラグインを使えない場合は、プラグインがインストールされているか確認してください。
プラグインがインストールされているか確認する
プラグインマネージャを使って、プラグインがインストールされているか確認してください。
「Logic Pro」>「設定」(または「環境設定」) >「プラグインマネージャ」、または「MainStage」>「設定」(または「環境設定」) >「プラグインマネージャ」の順に選択します。
プラグインの「互換性」列に「認証されていません」と表示される場合、開発元が文書に記している通りに、プラグインを適切に認証してください。
If “not authorized” appears in the Compatibility column for the plug-in, make sure the plug-in is properly authorized as documented by the manufacturer.
プラグインを再インストールしてから、コンピュータを再起動します。
Logic Pro または MainStage を開いて、プラグインマネージャにプラグインが表示されているか確認します。表示される場合は、プロジェクトまたはコンサートを開いて、プラグインを使えるか確かめてください。
プラグインがプラグインマネージャには表示されるのに Logic Pro のプロジェクトや MainStage のコンサートで使えない場合は、プラグインを再スキャンします。
依然としてプラグインマネージャでプラグインが見つからない場合は、Audio Units をすべてリセットします。
プラグインを再スキャンする
プラグインがプラグインマネージャには表示されるのに Logic Pro や MainStage で使えない場合は、プラグインを再スキャンしてください。
プラグインマネージャで、確認したいプラグインを探します。開発元別に絞り込むには、左側の列で開発元の名前をクリックします。
プラグインの「互換性」列に「認証されていません」と表示される場合、開発元が文書に記している通りに、プラグインを適切に認証してください。その上で、プラグインを再スキャンします。
If “not authorized” appears in the Compatibility column for the plug-in, make sure the plug-in is properly authorized as documented by the manufacturer, then rescan the plug-in.
プラグインが再び検証に失敗する場合は、お使いのバージョンの macOS にプラグインが対応しているかどうか、また、アップデートの可能性があるかどうかを開発元にご確認ください。
プラグインがプラグインマネージャに表示されない場合は、Audio Units をすべてリセットしてみます。
Logic Pro や MainStage で Audio Units をすべてリセットする
最近インストールしたプラグインが Logic Pro や MainStage のプラグインマネージャで見つからない場合は、プラグインマネージャを使って Audio Units をすべてリセットしてみてください。Logic Pro で Audio Units をリセットすると、MainStage でもリセットされます。
「Logic Pro」>「設定」(または「環境設定」) >「プラグインマネージャ」の順に選択します。
「すべての Audio Unit をリセット」をクリックします。
Logic Pro をいったん閉じて、再び開きます。Logic Pro が、インストールされている Audio Units プラグインをすべて再スキャンします。
Logic Pro や MainStage でプラグインを使えるようになったか確認します。
依然としてプラグインを使えない場合は、お使いのバージョンの macOS にプラグインが対応しているかどうか、また、アップデートの可能性があるかどうかを開発元にご確認ください。
Audio Units プラグインをすべてのアプリで再スキャンする
特定の Audio Units プラグインの検証に関する問題やその他の問題があるアプリのトラブルシューティングでの最終手段として、AudioUnitCache ファイルを手動で削除して、完全な再スキャンを強制的に実行します。同じ Mac で MainStage と Logic Pro を使っていない場合は、この方法で MainStage プラグインを再スキャンすることもできます。
このプロセスには時間がかかる場合があります。スキャン中、Audio Units を使うアプリケーションは使用できません。
Finder で、「option」キーを押しながら「移動」>「ライブラリ」の順に選択します。
表示された Finder ウインドウで、「Caches」フォルダの中の「AudioUnitCache」フォルダを探します。
「AudioUnitCache」フォルダにあるファイルをデスクトップ、またはこの手順の専用フォルダなどのほかの場所に移動します。
コンピュータを再起動してから、MainStage を開きます。インストール済みの Audio Units プラグインがすべて再スキャンされます。依然としてプラグインを使えない場合は、お使いのバージョンの macOS にプラグインが対応しているかどうか、また、アップデートの可能性があるかどうかを開発元にご確認ください。
関連情報
Apple が製造していない製品に関する情報や、Apple が管理または検証していない個々の Web サイトについては、推奨や承認なしで提供されています。Apple は他社の Web サイトや製品の選択、性能、使用に関しては一切責任を負いません。Apple は他社の Web サイトの正確性や信頼性についてはいかなる表明もいたしません。詳しくは各メーカーや開発元にお問い合わせください。