「メールを非公開」とは?
「メールを非公開」を利用すれば、独自のランダムなメールアドレスを作成してアプリ、Webサイトなどで使えるので、個人のメールアドレスのプライバシーを守れます。この機能は、「Appleでサインイン」とiCloud+に組み込まれています。
「メールを非公開」は、個人のメールアドレスのプライバシーを守るサービスです。アプリで新しいアカウントを作成するとき、オンラインのニュースレターに登録するとき、Apple Payで買い物するとき、よく知らない相手にメールを送るとき。さまざまな場面で、個人のメールアドレスを知らせる必要がなくなります。
「メールを非公開」のしくみ
「メールを非公開」は、独自のランダムなメールアドレスを生成し、個人の受信トレイに自動転送してくれます。各アドレスは、作成者固有のアドレスです。これらのアドレスに送信されたメールを直接読んで返信でき、個人のメールアドレスのプライバシーはしっかりと守れます。
アプリでアカウントを作成する場合や、「Appleでサインイン」に対応したWebサイトを閲覧する場合、そのアプリやWebサイトに馴染みがあれば、自分のメールアドレスを教えるという選択もありますが、プライバシーが気になる場合は、メールアドレスを非公開にすることができます。「メールを非公開」オプションを選択した場合、そのとき生成されたランダムなメールアドレスを使ってあなたに連絡してくるのは、そのアカウントを作成したアプリやWebサイトだけです。「Appleでサインイン」について詳しくは、こちらの記事を参照してください。
iCloud+のサブスクリプションに登録している場合は、iOS 15、iPadOS 15、またはmacOS Monterey以降を搭載したデバイスで、Safariのメールフィールドで独自のランダムなアドレスを生成できます。iOSまたはiPadOSの「設定」で、macOSのシステム設定またはシステム環境設定で、メールアプリで、またはiCloud.comで、必要に応じてメールアドレスを生成することもできます。iOS 16やiPadOS 16以降では、他社製のアプリの中でもメールアドレスを非公開にしておけるようになりました。iOS 17およびiPadOS 17以降、macOS Sonomaでは、Apple Payで「メールを非公開」を使用できます。iCloud+について詳しくは、こちらの記事を参照してください。
「メールを非公開」を介するメールメッセージの内容をAppleが閲覧または処理することはありません。ただし、信頼できるメールプロバイダとしての地位を守るため、最低限必要な標準のスパムフィルタリングだけは実行します。メールメッセージはユーザに配信された後、通常は数秒以内にリレーサーバから削除されます。
メッセージの転送先のメールアドレスは、いつでも変更できます。または、メールの転送を無効にして、メッセージの受信をやめることができます。「メールを非公開」で作成されるアドレスは、iOSまたはiPadOSの「設定」で、macOSのシステム設定またはシステム環境設定で、またはiCloud.comで管理できます。