監視対象の iPhone や iPad を使う
雇用主や学校から iPhone または iPad を支給された場合、そのデバイスは監視対象となっている可能性があります。監視対象の iPhone や iPad を使うことの意味や、所有者が見ることのできる情報の範囲、デバイスが監視対象になっているかどうかを調べる方法についてご案内します。
この記事は、雇用主や学校から支給された監視対象の iPhone や iPad をお使いの方を対象としています。監視を設定する側の管理者の方は、Apple Business Manager、Apple School Manager、または Apple Configurator を使ってデバイスを設定してください。
学校や企業は、所有するデバイスを監視下に置いてしっかりと管理できます。監視モードでは、管理者が AirDrop を無効にしたり App Store へのアクセスをブロックしたりなど、追加の制限を設けることができます。さらに、App のサイレントアップデートや Web の通信量のフィルタリングなど、追加のデバイス構成や機能も使えるようになります。
iPhone や iPad はデフォルトでは監視対象になっていません。監視を有効にできるのは、新しいデバイスを設定するときだけです。お使いの iPhone または iPad が現在監視の対象になっていない場合、管理者が監視を設定するにはデバイスを完全に消去する必要があります。
iPhone や iPad が監視対象かどうかを確認する
iPhone や iPad が監視対象になっているかどうかは、デバイスの「設定」画面で確認できます。「設定」のメインページの上部に監視についてのメッセージが表示されます。
また、組織が Shared Device Configuration プロファイルペイロードを使って、所有権についてのカスタムメッセージをロック画面に表示することもできます。
管理者が監視している内容を確認する
お使いの iPhone または iPad が監視対象になっている場合、そのデバイスを所有する組織がプロファイルをインストールして、デバイスで利用できる機能を制御できます。
管理者がデフォルトの設定からどの機能を変更したのかを確認するには、設定内容を確認する必要があります。
「設定」>「一般」>「VPN とデバイス管理」の順にタップします。プロファイルがインストールされている場合は、そのプロファイルをタップして、どのような種類の変更が適用されているかを確認してください。
ご自分の所属組織で変更されている機能について詳しく調べるには、そうした設定が強制適用されているかどうかを管理者に確認してください。
管理者が位置情報を監視している場合
所属する企業や学校がお使いのデバイスのインターネットトラフィックを監視し、その所在地を確認できるというメッセージが設定画面に表示されることがあります。お使いの iPhone や iPad の所在地を管理者が確認できるのは、管理者がそのデバイスを管理対象紛失モードにしたときだけです。
このモードが有効になると、デバイスの位置情報が管理者に通知されます。管理者がデバイスを管理対象紛失モードにすると、デバイスはロックされ、ロック画面にメッセージが表示されます。デバイスをロックせず、通知を表示することもせずに、デバイスの所在地を所属組織が追跡することはできません。
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